お疲れ様です。
表題の通り、「SIerではどんな勉強をすればいいのか?」を考えてみる。
すぐに思いつくのがプログラミングの勉強だと思うんだけど、SIerではより幅広い知識が求められるし、プログラミングは協力会社に委託することが多いので、SIerの社員としてはもっと他の領域に学習時間を投じた方がいいと思っています。
では何を勉強すべきか?
ここで役立つのが情報処理技術者試験を運営しているIPAが整理したiCDです。
SIerの業務領域
IPAのiCDでは、IT利活用におけるビジネスタスクを下記のような領域で整理しています。
この内、赤枠で囲ったものが大手SIerが携わることの多い領域で、システム企画立案〜設計・開発・テスト〜本番移行といった領域です。(運用保守は子会社に委託することが多いと思うので赤枠には含めていません)
SIerに就職するとこの赤枠の領域の仕事が中心になります。(大手SIerの場合は上流工程から参画して、設計以降はマネジメントが主業務になる)
SIerに転職する際もこの領域の業務経験があると評価が高くなります。
SIerで求められるスキル領域
次に、SIerで求められるスキル領域についてですが、これもIPAのiCDでまとめられているので引用してみましょう。
大手SIerで求められやすいスキルを赤枠で囲ってみました。
メソドロジとは『手法系』のスキル領域です。「企画・実装」を進めるための手法だったり、プロジェクトマネジメントだったりがこの領域にふくまれますね。
そして当然ながらシステム技術や非機能要件といったテクノロジ領域の知識も求められます。ざっくり言うと、「構築しようとしているシステムはどういった要素があれば動くのか?」を説明できる必要があります。
それらの要素をインフラ系、アプリ系に仕分けて、それぞれのスペシャリストに細分化してもらい、プロジェクト計画を策定していくのがプロマネの仕事というわけですね。
今、私が勉強しているセキュリティ領域の知識は「非機能要件」を主とするものだけど、システム技術の知識も多く必要となるのでプロマネにも多いに役立つと思っています。
こんなふうに、自分の仕事で求められている領域がどこなのかを俯瞰しながら勉強していく良さそうですね。
引き続き頑張っていきます。
ではまた〜。